躰道講座

運足(うんそく)と運足八法

今回は運足(うんそく)とその練習方法である運足八法を解説します。

運足(うんそく)は

所謂フットワークと言われるものの事で、躰道に於いて非常に重要な要素となります。

これを習得することで、効果的に躰道の技を出す方法を身につけることができます。

運足(うんそく)とは?

一般的に多くの攻撃が直線的な動きになりがちであると思います。

しかし、躰道は運足がある為に

逆にエリアを大きく使ったほぼ横展開する動きになります。

また、躰道は大技のみをぶつける武道ですが

大技は初動が大きくなるので普通に出しても簡単に避けられてしまい

寧ろ不利になる要素が多いですが、運足にはその大技を効果的に使用できる様になるといった効果があります。

躰道では,<躰技は運足に始まって運足に終わる>といわれ最も重視されているが,その大きな理由は,運足で相手の虚実を測り,間合を保ち,位相を決め,速度を加え,拍子を取るための用途があるばかりでなく,新技を創作する目的がその運足に課されているからである。

「躰道概論」より抜粋

躰道概論にも書かれていますが、複数の用途があり、且つ最も重要とされています。

運足八法(運足のトレーニング方法)

送足・引足・加足・減足・交足・点足・追足・退足

(そう、いん、か、げん、こう、てん、つい、たい)の8種類の運足があり、連続で行う練習方法があります。

運足八法の足形

躰道教範より引用

送足

手の動き

左下段構えから、左手顔面カバーしながら右手で突き

足の動き

足は右足を前に出して、左足を横にして右足の後ろに近づける。

立ち方は「前足立」の形。

躰道における8種類の立ち方

躰道教範より引用

引足

手の動き

右手は首のガード、左手は刺し手 → 右中段と同じ帆立構え

足の動き

左足を下げて、右足も左足の前に近づける。

立ち方は「後足立」の形。

加足

手の動き

左手で顔面ガードして、右手で突き → 右手を返し刺手にして左手を首ガード → 左中段と同じ帆立構え。

足の動き

送足と同様の動きで、突きと同時に一度前に出る → 左足を後ろに下げて、右足は後ろ・右 → 左足は一度右足に近づけて左斜め45度位置に出す。

顔の動き

顔は突きの後左斜め45度位置に着眼(ちゃくがん:目線だけでなく顔ごとそちらの方向を向くこと)

減足

手の動き

手は左構えから右構えに変更。

足の動き

足は右足を少し後ろに下げる。(後屈立から前屈立になる)

→左足を左斜め45度の位置に出す。(最初の場所に戻る)

→右足を前に出して右構えの形になる。

顔の動き

最初に右足を動かしたタイミングで右斜め45度に着眼

交足

手の動き

手は右構えから左構えに変更。

足の動き

足は右足を左足に近づけて、右の真横に出す。 → 左足を右足に近づけて、斜め45度の位置に出す。

顔の動き

手や足の動きより先に着眼。

点足

手の動き

手は左構えから右構えに変更。

足の動き

足は左足に右足を近づける。 → 右足をその場に置いてきて左足を後ろに下げて正面を向く。

顔の動き

手や足の動きより先に着眼。

追足

手の動き

右構えから、右手顔面カバーしながら左手で突き

足の動き

右足が後ろ足になるまで、左足を前に出す。 → え字立ち

退足

手の動き

右手は首のガード、左手は刺し手 → 右中段

足の動き

左足を下げて、右中段構えに戻る。

まとめ

躰道では非常に重要な運足でした。

この運足八法の動きは、体軸をキープして前後左右に動くのが割と難しいので

そこも意識して練習してみて下さい。

ABOUT ME
水月
6歳から18歳まで少林拳を学び、大学から躰道を始めました。全国学生大会にて団体法形競技で優勝。徳島県躰道協会を設立。