躰道講座

学科試験 5級→4・3級 4級→3・2級

5級→4・3級もしくは4級→3・2級の昇級審査を受ける際の

学科試験の問題を掲載しますので勉強に利用して下さい

学科21~30

問題21

躰道とスポーツにおいて、酸素の負債能力と運動の負荷能力を増進するにはどんな方法を用いるか。

スポーツの場合は、サーキットトレーニングとウェイトトレーニング。
躰道の場合は体気九法を用いる。

問題22

躰道の『動功五戒』は、実技を行う場合のどんな点を戒めているか。

・実技の状態
・防御の要点
・動作の形態
・攻撃の方法
・攻撃の目標

問題23

武道の実技が、力本位となる場合と技本位となる場合の過程を順にしたがって書きなさい。

力本位の場合、方便的、直線的、感情的、力量的な過程をとる。
技本位の場合、学究的、多角的、意志的、技量的な過程をとる。

問題24

動功五戒の『三鼎共合』とは変技の攻撃方法だが、どのようなことを戒めているか。

変技で攻撃するときは、軸脚となる足と体を倒して支える両手(または片手)とが正三角形をつくるように体を安定させて行えとの戒め。

問題25

『躰道』という語句にはどんな意味があるか。

人間の精神的、肉体的な可能性を同時に高めるために、人倫の理法と実技の理法で鍛錬する武道であるとの意味がある。

問題26

自己鍛錬に必要な問題として、身体の二重性を考えなければならないが、その二重性とは何か。

・他者性
・自己性

問題27

躰道の構成に必要な体気・動功・制御に共通した根源要素とはなにか。

経絡エネルギー

問題28

基本技を鍛錬する場合に、『左左上目頭体技気』という基本の注意点があるが、それぞれ何との関連を注意しているか。

・左手と右手
・左足と右足
・上体と下体
・目と頭角度
・頭と体角度
・体と技
・技と気合
・気合と心

問題29

躰道の法形は『体の法形』、『陰の法形』、『制の法形』、『玄の法形』、『命の法形』の5種に大別できるが、全法形を種別ごとに書け。

『体の法形』旋体の法形、運体の法形、変体の法形、捻体の法形、転体の法形
『陰の法形』旋陰の法形、運陰の法形、変陰の法形、捻陰の法形、転陰の法形
『制の法形』天制の法形、地制の法形、仁制の法形
『玄の法形』陽玄の法形、陰玄の法形
『命の法形』勢命の法形、活命の法形、延命の法形

問題30

生物体をエネルギーという立場からみた、オストヴァルト博士の学説によると、
①生物体は生命を維持するために、不断のエネルギー活動をする。
②生物体は定常的な形態を保持するために、エネルギーの変転をしている。
としている。
躰道の『動功』と『制御』を原理化する場合に、生物体のエネルギーの『活動』と『変転』を如何に定義づけるか。

・躰道における実技の展開、即ち動功は経絡エネルギーの内的な活動である。
・躰道における人間の行動、即ち制御は経絡エネルギーの外的な変転である。

ABOUT ME
水月
6歳から18歳まで少林拳を学び、大学から躰道を始めました。全国学生大会にて団体法形競技で優勝。徳島県躰道協会を設立。