躰道講座

学科試験 6級→5・4級

6級→5・4級の昇級審査を受ける際の

学科試験の問題を掲載しますので勉強に利用して下さい

学科11~20

問題11

躰道の指導理念は、実技で効果を求める方法と、社会で行為を実践する方法のなかから生まれた。その方法は如何なる順序を経て行なわれるべきか。

実技は、運足・操体・制法・極技・原態の順序で、
行為は、思考・判断・方法・結果・反省の順序で行う。

問題12

実技展開の場合は、『二の足』の用法が大変重視されている。その用途はどこにあるか、三つあげよ。

(1)間合をとる
(2)方向を決める
(3)速度を加える

問題13

躰道では外功と内功の一体化を考えて基本技が構成されている。外功と内功とはどういうことか。

外功とは、実技として外へ現われる技で威力面の効果。
内功とは、体機能や臓器が運動によって発達する効果。

問題14

実技展開は攻防両体がつねに一致していなければならない。その面から『添え手』はなぜ必要か。

添え手は、攻防のときに隙を防ぎ、間合いと方向を決め、誘導に使用することができるので重要な役割を果す。

問題15

動功五戒のなかに、旋技を行う場合の『楕円降下』という言葉がある。どんなことを注意しているか。

旋技で独楽状に体を回すとき、同位置で回るのではなく、前進後退しながら身を低くしていくことを注意している。

問題16

躰道では、実技を展開するときに守らなければならない前提条件がある。その条件とは何か。

自己いわゆる目標を処置することが前提条件。つまり旋状、運状、変状、捻状、転状 などの運動をし、防御の態勢を整えて攻撃をするとの前提条件。

問題17

躰道の物理像、生理像、心理像、情緒像をつくる場合に如何なる訓練法が考えられているか。

(1)物理像は、条件反応に基づく訓練法。
(2)生理像は、運動生理に基づく訓練法。
(3)心理像は、意志体験に基づく訓練法。
(3)情緒像は、運動知覚に基づく訓練法。

問題18

実技の展開方法は運動空間の次元によって制限される。躰道で動くには何次元の運動空間を必要とするか。

三次元の運動空間

問題19

実技が力本位にならないようにするには如何なる点に注意して訓練するか。

実技が方便的、直線的、感情的、力量的にならぬように、
学究的、多角的、理性的、 技量的な態度で訓練する。

問題20

武道の攻防時における行動法則と、躰道の『体・陰』、『制』、『玄』の法形とはどんな関係にあるか。

(1)体・陰の法形は、『対の先』を主体にできている。
(2)制の法形は、『後の先』を主体にできている。
(3)玄の法形は、『先の先』を主体にできている。

ABOUT ME
水月
6歳から18歳まで少林拳を学び、大学から躰道を始めました。全国学生大会にて団体法形競技で優勝。徳島県躰道協会を設立。