突きとはいわゆるパンチの事です。
躰道の技は基本的に体を使ってエネルギーを生み出し、それを手足に伝える大技となりますが、その前にまず本来の突き自体を正しく出せる様にしておく必要があります。
何事も基本が大事だったりしますよね
正しい拳の握り方
突きの基本中の基本としてまずは握り方です。
正しく握ることでエネルギーを効率よく伝える部分もありますが
何よりも自分の指を怪我するリスクが減ります。
握り方解説
親指は伸ばさずしっかり折り曲げる様にしてください。
残りの4本の指もしっかり畳みます。
拳は真っ直ぐになる様に握るのが正しい形です。
相手に与えたエネルギーが作用反作用の法則で
自分の手に跳ね返ってきたエネルギーを面で分散させるイメージです。
上の絵の様に歪な形だと、伝えたエネルギーの反作用で指を怪我してしまいます。
握り方を覚える方法
正しい握り方を覚える方法としては
小指から握っていく方法や
拳立てと言って拳で腕立て伏せを行うと慣れてくると思います。
突きの出し方
突きの軌道
スタートは脇をしっかりと絞った場所
正中、水月に向かって最短距離で出す。
手首の角度
当てる面と平行になる様に手首の角度を調整します。
最後に捻る
突きの最終に、拳を突き出してインパクトの直前に手の甲が上向きになる様に捻ります。
これによって、スピードや威力が少し増します。
気合い
インパクトと同時に大きな声を出すと威力が少し増します。
慣れてきたら
少々体を旋回させる方向に捻る
腰の捻りから生み出したエネルギーを腕に伝える。
その勢いで殴る。