昇級審査に必要な、二人組になって行う攻防ですが
２番目の攻防である「中段の攻防」の解説をします。
この記事の内容
中段の攻防で学べる事
旋技・運技・変技を利用して攻防が展開されます。
また、攻撃側の技が終わった後を防御側が極めるといった流れで
つまり「後の先」を修得するため訓練法となります。
「後の先」とは、受動的に相手の攻めの動きのあとに動後の虚を攻めること
つまり、相手の攻撃をギリギリで躱し、相手の次の動きまでの隙のタイミングで攻めること。
中段の攻防の手順
攻め側
左下段構え→運足（交足、点足、減足、加足を連続で）→右中段構え
→左運体正面蹴り→右変体海老蹴り
→左中段に戻る（この時極められる）
→最初の場所に運身で戻る→右下段になって反対を行う。
受け側
左下段構え→相手に対応しながら運足（交足、点足、減足、退足、交足）→右中段構え
→左旋回しながら一歩下がって左中段構え（相手は運体正面蹴り）
→一歩退足して右中段構え（相手は海老蹴り）
→右旋体直状突きで極め（相手の技終わりを狙って）
→2歩退足して左中段。（原態復帰）
→最初の場所に運身で戻る→右下段になって反対を行う。
まとめ
この中段の攻防は「後の先」が学べる良いきっかけになるかと思います。
後の先を身につける事を意識して間合いやタイミングに気をつけて練習してみて下さい。
